ブログ|株式会社アクセサイト

HubSpotの広告連携の活用で広告運用を更に最適化!

作成者: アクセサイト編集担当|2024.4.26

HubSpotの広告連携を上手く活用することで、成果を最適化し、ROIを向上させることが可能です。

この記事では、HubSpotと広告アカウントとの連携方法、効果測定やターゲティングの戦略立て、そして広告運用の最適化について詳しく解説します。

HubSpot広告連携の基本概要

HubSpotは、無料のCRMに加えてマーケティング、営業、カスタマーサポートの業務に関わる機能を搭載した統合型プラットフォームです。

HubSpot

HubSpotのMarketing Hubを利用することで、Google、Facebook、LinkedIn広告との連携が可能になります。

関連記事 ▶︎ Marketing Hubについて詳しく解説した記事はこちら

広告キャンペーンの作成が可能

この連携によって、GoogleやFacebookなどのプラットフォームとHubSpotがシームレスにつながります。

広告キャンペーンの作成もHubSpotの広告ツールから行うことが可能となります。広告キャンペーンの作成、入札設定、予算管理などをHubSpotから直接行え、各広告の管理画面を跨ぐ煩雑な作業が軽減されます。

<HubSpotでの広告作成画面サンプル(出典:HubSpot)>

効果測定もHubSpot上で可能に

広告キャンペーンを実施中の広告の表示回数を示す「インプレッション数」や「クリック数」はリアルタイムにHubSpotに反映されます

<HubSpotでの広告分析画面サンプル(出典:HubSpot)>

HubSpotと連携させる大きなメリットとしては、広告のインプレッション数やクリック数だけでなく、HubSpotのCRMとの連携により、広告経由でフォーム送信した「コンタクト(見込み顧客)」の数(コンバージョン数)や、SFA機能との連携により、その後の取引(商談)の成約数まで同時に管理することが可能です。

CRMデータと広告戦略の統合

HubSpotのCRMと連携して顧客データを広告配信に有効活用できるため、「ターゲティング精度」がより高まります。

具体的には、ウェブサイトを過去に訪問したことのある人や、個別にセグメントしたコンタクトリストや会社のリストに登録されている人を「オーディエンス」に設定することが可能です。

新規のウェブサイト訪問者や、コンタクトや会社リストに顧客データが会社データが追加や削除された際には自動でオーディエンスに反映されますので、日々の広告配信のターゲティング精度の改善が図れます。

これにより、広告予算の最適化やROIの向上が期待できます。

総じて、HubSpotの広告連携は、広告管理の効率化、効果測定の容易化、ターゲティング精度向上など、マーケティング戦略に不可欠な要素を提供してくれます。

HubSpotと広告連携するメリット

HubSpotと広告アカウントを連携するメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 広告キャンペーンの作成から効果測定まで一元管理できる
  • コンバージョンの最適化と向上が期待できる
  • レポート機能を活用できる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。

HubSpotで広告の作成から効果測定までを一元管理

GoogleやFacebook、LinkedInなどの主要な広告プラットフォームとの連携により、キャンペーンの立ち上げから効果測定まで一元的に管理できます。

特に、HubSpotのSales Hubを導入していれば営業の取引管理(商談管理)もできるため、営業へリードを引き渡した後に、商談や受注へ繋がったかどうかを分析することが可能です。

顧客がどの広告に対してアクションをとったか、だけでなくその後営業の担当者がどのようなアクションをとったかを確認できるため、マーケティング部門と営業部門が共通のデータを共有しながら業務活動が可能です。

キャンペーンの立ち上げから効果測定までを一元的に管理することで、リードの質やコンバージョン率、ROIといった広告効果を正確に把握し、次のキャンペーンに活かすことができます。

関連記事 ▶︎ Sales Hubについて詳しく解説した記事はこちら

コンバージョンの最適化と向上

HubSpotの広告機能の中にある「イベント」を活用すると、コンタクトのライフサイクルステージ(リード段階、MQL段階、SQL段階などコンタクトの状態ステージ)の変更を自動で同期することも可能です。

これにより、FacebookやGoogle広告を最適化するためにそれぞれのプラットフォームに搭載されているAIがより最適な広告を表示できるように改善されます。

効果的なターゲティングが可能となるほか、より顧客の関心を引くコンテンツの作成やサイト内のナビゲーションやフォームの設定を改善し、ユーザーエクスペリエンスの向上も期待できます。

分析レポートの活用

HubSpotの広告管理機能では、リアルタイムでの分析レポートが表示されます。一からレポートを作成する必要がなく、効率的に広告の効果測定を行うことができます。

広告支出や広告のクリック数だけでなく、1クリックあたりのコストが高い・低いキャンペーンなどを見ることができ、どの広告が効果的であるかを即座に把握することが可能です。

< レポート画面サンプル >

分析レポートを有効活用することで、日々の広告運用の最適化やROI向上に大きく寄与します。

広告の分析について詳しくはこちら

広告の連携方法

HubSpotとFacebook広告の連携方法

ここからは、HubSpotとFacebook広告の連携方法を紹介します。

1. HubSpotのナビゲーションメニューから「マーケティング」 > 「広告」を選択して「アカウントを接続」をクリックします。

2. 「Facebook」を選択します。

3. アカウントにログインして連携を許可します。


連携が完了すると、HubSpotでFacebook広告キャンペーンを作成・管理し、効果測定や最適化が容易に行えます。また、HubSpotによる顧客データの活用が可能となり、広告のターゲティング精度が向上します。

Googleアカウントの接続についてはこちらを参考にしてください。

HubSpotの広告管理機能:便利な機能

HubSpotの広告管理機能について紹介してきました。さらに便利な機能について解説します。

  • 自動広告生成: 効果的な広告キャンペーンを自動的に作成し、運用効率を向上させる。

  • フォームとCTA作成

自動広告生成

HubSpotにはAI機能が搭載されており、コンテンツの作成や業務の効率化に利用することができます。

関連記事 ▶︎ HubSpotのAI機能について詳しく解説した記事はこちら

広告の作成でも、AIアシスタント機能を活用して見出しや本文を作成することが可能です。

< 広告のAIアシスタント機能サンプル画面(出典:HubSpot) >

フォームとCTAを通じたリストの活用

広告配信から着地させるランディングページに設置する「フォーム」と「CTA(コール・トゥ・アクション)」の有効活用は、リード獲得やコンバージョン率向上の重要な要素となります。

なぜなら、これらの要素がユーザーの興味やニーズに対応したセグメント化(リスト化)を提供し、次回以降の広告配信で、より効果的に興味のあるコンテンツやサービスへ誘導することが可能になるからです。

例えば、フォームは顧客情報を収集するだけではなく、自動化の機能であらかじめこのフォーム送信者をリスト登録することで、オーディエンスとして活用することができ、次回からはよりターゲットに合ったコンテンツ配信が可能になります。

CTA(ページ内のボタンやバナー等)も同様に、ユーザーを特定のページやアクションへ導くだけではなく、自動化機能の活用でCTAをクリックしたユーザーをリスト登録しておくことで、同様の対応が可能です。(過去にHubSpot CRMのコンタクトとして登録されている前提)

さらに、HubSpotではフォームとCTA自体の効果を分析する機能もあり、最適なデザインや配置を容易に見つけることができます。このように、広告配信と、フォーム・CTA作成、リスト登録を有効活用することで、リード獲得やコンバージョン率向上が期待できます。

HubSpotの導入はアクセサイトへご相談ください!

アクセサイトは、数多くのHubSpot Marketing Hub導入や広告運用の実績があります。広告の連携からリードの獲得に繋げたい、マーケティングの業務を効率的に行いたいという方はぜひ一度ご相談ください。

アクセサイトの導入実績を見る
お問い合わせはこちら

HubSpot広告連携の活用まとめ

HubSpotの広告連携を活用すれば、広告キャンペーンの作成から効果測定までを一元管理することができ、さらに分析レポートやダッシュボードを活用してデータ分析が容易になります。

また、オーディエンス設定やリスト機能の活用で、ターゲティングの精度も上がり、より質の高いリードを営業に引き渡せるようになることが期待できます。

ぜひ、広告機能を活用してユーザーにとって価値あるコンテンツの提供と自社のビジネス成長の加速につなげてください。