HubSpotは2024年4月、これまでの「CMS Hub」に代わる新製品として、新たにAI機能を搭載した一元型コンテンツマーケティングソフトウェア「Content Hub」のリリースを発表しました。
本記事では、CMS HubからContent Hubに進化したことで何が変わったのか?料金面での変更点や新たに追加された機能などを解説します。
HubSpotは、これまで「CMS Hub」としてブログやWebページなどのコンテンツを作成するツールを提供していました。
2024年4月にリリースされた「Content Hub」は、CMS Hubに新たな機能が加わり、「AIを搭載した一元型のコンテンツマーケティングソフトウェア」として進化しました。
顧客に優れたコンテンツ体験を提供することを支援するため、コンテンツの作成、管理、配信に必要な機能が一つのプラットフォーム内に集約されています。
では一体、Content Hubになって何が変わったのでしょうか?
CMS Hubから大きく変わったのは以下の5点です。
それぞれの点について詳しく解説していきます。
Content HubにはCMS Hubと同様に、無料プラン、Starter、Professional、Enterpriseの4つのプランが用意されています。
CMS Hubからの変更点として、ProfessionalとEnterpriseプランの料金が変わりました。
※コアシートとは、編集権限を持つユーザーとなります。(コアシートユーザー以外は閲覧権限のみとなります)
今回のContent Hubのリリースに伴い、一番ホットなトピックは、豊富なAI機能が搭載された点ではないでしょうか。これにより、コンテンツ作成などの業務を、これまで以上に効率化することが期待できます。
DeepLのAIツールを活用して、ページやコンテンツを自動的に翻訳することが可能です。新しい言語バリエーションを作成したり、既存コンテンツの翻訳を更新したりできます。
さまざまな言語に対応しているので、これまでのページを自動翻訳して多言語ページを作成し海外のターゲット向けに発信することも可能となります。
プロンプトを入力するだけで、SEOに最適化されたブログ記事をAIが自動生成します。
これにより、これまで社内の担当者が一から記事を書いていた作業や、外部のベンダーにお願いしていた作業が飛躍的に改善されることが期待できます。
この機能は無料でも利用することができます。
特定のユーザーグループにのみコンテンツを公開できる、いわゆる「会員ページ」機能です。
これまでこの機能はCMS Hub Enterpriseでのみ提供されていましたが、今回のリリースで「Content Hub Professional」からでも利用可能になりました。
Content Hubには、この他にもさまざまな新機能が追加されています。
HubSpotで作成したコンテンツを、WordPressに埋め込むことができます。
また、スマートコンテンツを使用して作成されたコンテンツは訪問者のデータに基づいて動的に調整されるため、パーソナライズされた体験も提供できます。
現在WordPressを利用してWebサイトを運営している方は、再構築や移行を行うことなくHubSpotで作成したコンテンツを利用することが可能です。
既存のページやブログ記事、テキストコンテンツを、画像、ソーシャル投稿、SMSメッセージ、広告、Eメールなどの他の形式にリミックスして再利用できます。
ブログ記事やページを作成するのに、かなりの時間を要している人も少なくないでしょう。SNSでの投稿やEメールでの配信のため新たに投稿文を考えようとすると、さらに時間がかかります。それらの業務を効率化できるのがコンテンツリミックス機能です。
AIを搭載したブランドボイスツールにより、生成されたコンテンツや作成済みのコンテンツをブランドのトーン&マナーに合わせた表現に変えることができます。
ブランドガイドラインでコンテンツ作成時のトーンを定めていても、作成者によってトーンが変わってしまうことも考えられます。そうした問題をAIによって解決することが可能です。
※2024年4月現在ではベータ版となっており、英語でのみ使用が可能です。
オーディオファイルのアップロードやAI生成オーディオを使って簡単にポッドキャストを作成できます。こちらはProfessionalプラン以上で利用可能です。
Content HubでWebサイトやランディングページ、ブログなどの作成や管理を行うだけではなく、獲得したリードに対して、マーケティングEメールやステップメールの自動配信などを行いたい、と考える方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、Content HubとMarketing Hubをセットで提供する「Marketing+」です。
Marketing+により、Webサイトの管理から日々のマーケティング活動まで「ワンプラットフォーム」での運用が可能になります。
Marketing+では、Content HubとMarketing Hubを合わせた通常価格よりもコストを抑えてご利用いただけます。
通常:Content Hub Professional + Marketing Hub Professional → 150,000円 / 月
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Marketing+ professional → 108,000円 / 月
※年間契約一括払いの場合の月額費用
Content Hub Enterprise + Marketing Hub Enterprise → 612,000円 / 月
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Marketing+ Enterprise → 456,000円 / 月
Marketing Hubについて詳しく解説した記事はこちら
新規で契約する場合、Marketing Hubからはランディングページやブログ機能がなくなります。(既存ユーザーは引き続き利用可能)ただし、無料プランの範囲でのブログ・LP機能(制限あり)は利用可能です。
無料プランより高度なランディングページやブログ機能を利用したい場合は、Content HubもしくはMarketing Hub+を契約する必要があります。
アクセサイトは、Content Hubを利用したWebサイト制作や開発、コンテンツ制作・運用を得意としており導入実績も多数ございます。
さらに、「HubSpotの導入支援・運用支援」も行なっていることも特徴です。HubSpotはContent Hubだけでなく、無料のCRMのほか、さまざまなツールが用意されており、お客様の事業やニーズ、課題に合わせて適切なライセンス形態のご提案が可能です。
Content HubをはじめとするHubSpotの導入をお考えの方は是非一度ご相談ください。
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これまでの「HubSpot CMS Hub」にAIのほか、さまざまな機能が搭載され「Content Hub」として進化しました。
Content Hubを利用して効率的にコンテンツを作成・管理・運用してより良い顧客体験の提供を目指しましょう。
「導入方法がわからない」「どう使うべきか教えて欲しい」という方は、ぜひアクセサイトへご相談ください。お客様の疑問や課題に応じて、トータルにサポートします。