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【2024年最新】HubSpot の「Marketing+」 徹底解説!MAとWebコンテンツをまとめて管理できる最適なセットプランの登場!

作成者: アクセサイト編集担当|2024.5.21

2024年4月、HubSpotの「CMS Hub」にあらゆるAI機能が搭載されパワーアップしたHubSpot Content Hubがリリースされました。

それに伴い、Webサイトコンテンツを管理する「Content Hub」とマーケティングオートメーション(以下MA)を管理する「Marketing Hub」の機能がセットになった「Marketing+」が登場しました。

そこでこの記事では、Webサイトの管理からMAまで一貫して行うことができるMarketing+について解説します。

Marketing+ とは

Marketing+ とはHubSpotのMarketing Hub と Content Hubを組み合わせたプランです。2024年5月現在、「Marketing+ Professional」 と「Marketing+ Enterprise の2つのプランが提供されています。

Marketing+の概要

Marketing+は、HubSpot Marketing Hubの機能とContent Hubの機能がセットになっており、通常価格よりもコストを抑えて利用することが可能な「セットプラン」です。

業務フローにおけるMarketing+の活用領域

Eメールの配信や広告連携、SNS連携、フォームやCTAの作成が可能なMarketing HubWebサイトページやランディングページ、ブログなどWebサイトのCMSによる作成が可能なContent Hubを組み合わせて利用できるため、どちらか一方だけを利用するよりさらに効果的にマーケティング戦略を実行することが可能となります。

さらにHubSpotの最大の特徴である「無料のCRM」が両方の機能でワンプラットフォームで利用できるため、部門を横断したデータ共有や管理、これまで手動で連携していた業務コストの削減が見込めます。

Marketing+の機能詳細

Marketing+ の主な機能には以下が挙げられます。

Marketing Hubの主な機能

  • マーケティングEメール
    CRM上のコンタクトデータ(顧客情報)を活用したメールの一斉配信が可能です。ノーコードによるメールテンプレートの制作から、テストメールの送信、指定リストへの一斉配信が可能です(A/Bテストも実施できます)。また、開封率やクリック数、配信停止数などの配信結果についてもレポートで可視化できるため、マーケティング運用の改善にもつながります。
  • ワークフロー
    指定の条件に応じたステップメールの自動化、条件に一致した際の社内担当者への通知や指定リストへの追加、タスク登録など、これまで手作業で行っていたマーケティング業務を「ワークフロー」で定義することで、これまで以上に、マーケティング業務の自動化や効率化が図れます。
  • キャンペーン
    特定のキャンペーン(例えば「年に一回の大型イベントの集客」など)を定義し、関連するアセット(本キャンペーンに利用する一斉配信用のEメールやランディングページ、バナーポップアップ、ソーシャル投稿など)を紐づけておくことで、キャンペーンの開始から終了までの一連の成果を「横串」で管理することが可能です。
  • フォームとCTA
    ページやCTA内に埋め込むフォームや単体ページ型のフォーム作成、ページ内に埋め込むCTAやポップアップ型のCTAが簡単に作成できます。
  • カスタムレポートとダッシュボード
    マーケティングEメールやコンタクトデータ(顧客情報)、Webサイト上でのアクティビティデータなどの複数のデータセットを組み合わせでレポートの作成ができ、さらに部門毎や担当毎のダッシュボードに貼り付けることで自身の業務に必要なデータのみをリアルタイムで参照できるようになります。

    ダッシュボードのサンプル画面
  • ソーシャルメディア連携
    Facebook、Twitterなどの主要なソーシャルメディアアカウントと連携が可能になり、投稿の作成から投稿の予約、分析までHubSpot上で行えるようになります。
  • 広告連携
    Google広告、Facebook広告、LinkedIn広告アカウントとの連携が可能になり、広告の作成からレポートの閲覧および分析、コンバージョン情報の管理までHubSpot上で行えるようになります。

Content Hubの主な機能

  • Webサイトページの作成や編集(CMS管理)
    ランディングページ、ウェブサイトページ、ブログページの3つのカテゴリーでWebサイトページの制作や編集が可能です。ページは全てCMS機能で開発することができるため、担当者によるノーコード編集によるスピーディーなー対応や、既存ベンダーへの依頼コストや納期問題などの各種課題が改善されます。
  • 会員ページの作成
    メンバーシップ機能により、コンテンツにアクセスできるコンタクトを制限することが可能な会員ページを作成することができます。
  • 多言語ページの作成と管理
    英語ページや中国語ページ、韓国語ページなど、ベースとなる日本語ページから多言語ページを作成し、コンテンツ部分の入れ替えのみで、多言語サイトの制作を実現します。
  • AIの活用
    Content Hubとなって新たに追加されたAI搭載の新機能が利用可能となります。設定したキーワードやトピックに応じた「ブログ記事の自動生成」や記事のリライト、ひとつのコンテンツから別のプラットフォーム向けにコンテンツを再生成する「コンテンツリミックス」機能、その他、AI翻訳、ポッドキャスト、記事ナレーション作成などが利用可能です。

    コンテンツリミックス サンプル画面

Marketing+のプランと価格

Marketing+には、Marketing+ ProfessionalとMarketing+ Enterpriseの2つのプランが用意されています。

HubSpot 

どちらも、通常のMarketing HubとContent Hubを組み合わせた価格よりもコストを抑えて利用することが可能です。

Enterpriseの方が利用できる機能はかなり増えますが、その分費用も高くなるため自社のビジネスに合ったプランを選ぶことが重要です。

価格と機能の比較

通常:Content Hub Professional + Marketing Hub Professional → 150,000円 / 月
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
Marketing+ professional → 108,000円 / 月
※年間契約一括払いの場合の月額費用となります。

通常:Content Hub Enterprise + Marketing Hub Enterprise → 612,000円 / 月
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
Marketing+ Enterprise → 456,000円 / 月

※最新の価格については、こちらでご確認をお願いします。

  Marketing+ Professional Marketing+ Enterprise
カスタムレポート カスタム レポート クエリーごとに最大100件のカスタムレポートと1,000万件のイベント カスタム レポート クエリーごとに最大500件のカスタムレポートと1億件のイベント
キャンペーンレポート アカウントあたり5,000件のキャンペーン アカウントあたり10,000件のキャンペーン
ソーシャルメディア 最大50件の接続済みアカウント。1か月あたり10,000件の投稿。最大3年先まで投稿のスケジュールが可能。 最大300件の接続済みアカウント。1か月あたり10,000件の投稿。最大3年先まで投稿のスケジュールが可能。
オムニチャネルのマーケティングオートメーション ワークフローは10件のチームで最大300件 ワークフローは300件のチームで最大1,000件。行動イベントや予測リードスコアリングに対応。ワークフローの健全性モニタリングを利用できます。
Eメールマーケティング
月間のEメール送信件数は、マーケティングコンタクト契約数の最大10倍
月間のEメール送信件数は、マーケティングコンタクト契約数の最大20倍
リストのセグメンテーション
1,200件の動的リスト
1,200件の静的リスト
ランダムリストのサンプル
2,000件の動的リスト
2,000件の静的リスト
ランダムリストのサンプルと分割リスト
権限セット
権限テンプレートのみ。
独自の権限セットをカスタマイズして保存
サンドボックスアカウント  -  アカウントごとに20万件のコンタクトに対応できる1つの標準サンドボックス。ワークフローでは、サンドボックスごとに1日あたり10万件までレコードを登録できます。
Salesforceカスタムオブジェクト同期 アカウントあたり最大10件のカスタムオブジェクトをマッピング
フィールドレベル権限

参考:HubSpot Marketing+

Enterpriseプランではレポートやリストの最大作成数が多くなる他、権限設定がカスタマイズ可能になり、社員数やチーム数の多い大企業向けと言えるでしょう。

上の表は主な機能の違いを抽出したものです。これ以外にもさまざまな機能が備わっていますので、詳しくはHubSpotの公式ページをご覧ください。

Marketing+ 導入のメリット

Marketing+ を導入する主なメリットとして、見込み顧客の獲得から育成までを一貫して行えることやマーケティング活動の更なる自動化、データに基づく意思決定、AI搭載機能の活用が挙げられます。

見込み顧客の獲得から育成までを一元管理

Content Hubの機能が搭載されていることで、Webサイトページやランディングページ、ブログなどのコンテンツを一元的に管理・編集・公開できるCMS機能を利用できます。HubSpotの魅力のひとつでもある、コーディング不要のドラッグ&ドロップ式のWebサイト作成ツールを利用できるため、ノーコードで簡単に編集やカスタマイズが可能です。

さらに、Marketing Hubの機能も利用できることで、Webサイトのフォームから獲得した見込み顧客に対する自動返信メールや、ワークフローによるステップメールといった一連のメールマーケティングの流れを自動化することが可能となります。また、ユーザーのCTAクリック状況やページの訪問状況に応じた「スコアリング」機能も活用できるため、スコアリング点数に応じたパーソナライズメールの一斉送信でリードの育成率を改善することも可能です。

データに基づく意思決定の加速化

Marketing+では、HubSpotに蓄積されるさまざまなデータを使用してカスタムレポートを作成できます。(作成したレポートはダッシュボードに貼り付けることも可能です。)

つまり、CRMデータ(コンタクトや会社、取引データなど)やContent Hubが保持するデータ(Webサイト上でのアクティビティやフォーム送信数など)、Marketing Hubが保持するデータ(Eメールの開封数やクリック数、Eメールアクティビティなど)といった様々なデータソースを掛け合わせてカスタマイズしたレポートが作成できるため、マーケティング業務全体としてのデータに基づく意思決定のスピードがより改善されることが期待できます。

また、マーケティングキャンペーンを作成や、ソーシャルメディアアカウント連携、広告アカウント連携を活用することで、Webコンテンツへのランディング数やコンバージョン数の分析も簡単にできるようになります。

AI搭載機能の活用でコストを削減

Marketing+ を導入することで、Content Hubに新たに追加されたAI搭載機能を利用することができます。

Content Hubには、ブログ記事の自動生成や、他のコンテンツの自動生成などコンテンツ作成にかかる時間を削減し、効率的な運用を可能にする機能が数多く備わっています。また、新たに追加されたポッドキャストや動画コンテンツのホスティングブランドボイスなどを活用して、さらに「ブランド力を高めるコンテンツ作成」も可能となります。

また、DeepLのAI翻訳を利用できるので多言語ページを展開している企業にとっては、翻訳にかかる時間の削減も期待できます。

Marketing+の導入はアクセサイトへご相談ください

アクセサイトは、マーケティングや営業に関するコンサルティング・クラウド導入支援から、Webサイト制作、デジタルを活用したコンテンツ制作・広告運用などを行なっています。

アクセサイトではスタートアップ企業から大手企業まで多くのHubSpot導入実績がございます。Marketing+の導入に興味がある、導入を検討しているといった方はぜひアクセサイトへご相談ください。

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まとめ:Marketing+を導入してコンテンツ運用からマーケティングの自動化まで効率的に管理

Marketing HubとContent Hubをセットで利用できるMarketing+について紹介しました。ぜひ、Marketing+を活用してコンテンツの管理・運用からマーケティング活動の自動化を一貫して行い、見込み顧客の獲得から育成まで効率的に管理しましょう。